霧島連山で初の土石流確認 新燃岳南東側で数百メートル

 国土交通省九州地方整備局は7日、噴火活動が続く霧島連山・新燃岳近くで、ごく小規模の土石流の痕跡を発見したと発表した。同整備局によると、一連の噴火活動で土石流の確認は初めて。  新燃岳の南東にある高千穂峰の南側斜面から長さ数百メートル、幅数メートルにわたり、厚さ数十センチの土石流が確認されたという。  2月18日のヘリコプター調査で、山頂付近に黒い筋が確認されたことから、3月3日に独立行政法人土木研究所の調査員を現地に派遣して調べていた。