東日本大震災の死者6911人 「阪神」超え戦後最大

 東日本大震災は18日午後、発生から丸1週間がすぎた。避難所や自治体の災害対策本部などでは、地震があった午後2時46分、一斉に黙とう、犠牲者を悼んだ。午後11時現在の警察庁のまとめで死者は12都道県の6911人。1995年に起きた阪神大震災の6434人を超え、死者数では国内で戦後最悪の災害となった。  警察庁によると、家族が警察へ届け出た行方不明者は岩手、福島など6県の計1万692人で、死亡・不明の合計は1万7603人。自治体が安否を把握していない住民は数万人に上り、警察発表の行方不明者も含まれるとみられる。  警察庁によると、約38万人が約2100ケ所の避難所に身を寄せている。被災地内での避難はピーク時より十数万人減ったが、困窮した生活を強いられており、政府は避難所ごと別の地域へ移転させる検討をしている。  福島第1原発事故の影響で、福島県からは多くの住民が県境を越えて避難。共同通信の取材で18日現在、被災地からの避難者滞在が確認されたのは北海道から沖縄までの31都道府県で、計約2万4千人。大半が福島県からとみられている。