死亡、9000人超える 関東大震災に次ぐ規模

 東日本大震災の死者は22日、午後11時の警察庁のまとめで12都道県の9199人となった。家族が警察に届け出た行方不明者は6県の1万3786人で、死者・行方不明者は計2万2985人。1896年の明治三陸地震(2万1959人)を上回り、明治以降の自然災害では、関東大震災に次ぐ2番目の被害規模となった。 <余震発生確率20%に 震度5強以上>  気象庁は22日、東日本大震災に伴う震度5強以上の余震が3日以内に発生する確率は20%と発表した。25日から3日以内だと10%。18日の発表では、3日以内の確率を30%としていた。  気象庁は「余震は少なくなってきたが依然、活発。場合によっては震度6強や6弱の揺れとなる恐れがある」と指摘。余震による津波の危険性もあるとして、海岸付近で強い揺れを感じた場合や津波警報・注意報が発表されたときは高台に避難するよう呼び掛けた。  同庁は、22~24日の3日間にマグニチュード(Ⅿ)5以上の余震は10~20回程度、多い場合は30回程度発生するとみている。  Ⅿ5以上の余震は、本震が発生した11日は120回観測されたが、18~20日は6~9回、21日は3回と減少傾向という。  また最大余震はこれまで、本震の約40分後に宮城県沖で発生したⅯ7.5としてきたが、詳しく解析した結果、約30分後に茨城県沖で起きたⅯ7.7が最大と修正した。