3日以内の5強の余震40% 津波にも注意が必要

 気象庁は15日、東日本大震災の余震活動について、3日以内の最大震度5強以上の発生確率は40%と発表。14日発表と変わらない。同庁は「徐々に少なくなっているが依然、活発な状況。津波にも注意が必要」としている。  同庁によると、15日は正午までにマグニチュード(Ⅿ)6以上の余震は1回。地震発生時からみると、余震と確定した地震はⅯ7以上3回、Ⅿ6以上は45回となった。今後も震源場所などによって震度6弱~6強の余震となる恐れもある。  地震予知情報課の横田崇課長は「だんだん収まる傾向を示している」と述べた。 <被災地の東北、強い冬型に 氷点下、雪に警戒を>  東日本大震災の被災地の東北は冬型の気圧配置の影響で、17日にかけて西寄りの強風を伴い雪や雨が降るとして気象庁は15日、気象情報を発表した。  気温が低い状態は18日も続き、朝晩は冷え込みが厳しく、最低気温は多くの所で氷点下になる見通し。同庁は、健康管理などに注意するよう呼び掛けた。  同庁によると、低気圧が16日の日中に東北南部を通過後、寒気が流れ込んで日本付近は強い冬型の気圧配置となる。  16日夕までの24時間予想降雪量はいずれも多い所で東北の日本海側30~40センチ。太平洋側北部25~30センチ、太平洋側南部5~10センチ。