火砕流は確認されず 新燃岳で中規模噴火

 霧島連山・新燃岳(1421メートル)は13日午後5時45分、中規模な噴火があり、噴煙は火口の縁から約4千メートルの高さまで上がった。噴煙の高度は一連の噴火活動で最も高い。噴火は5日ぶり。
 鹿児島地方気象台によると、この影響で都城市御池町などで降灰があった。大きな噴石の飛散や火砕流は確認されていない。
 同気象台は「今回の噴火は1月下旬の噴火時のような大量の火山灰や軽石を伴わず、危険性も低い。ただ、今後も爆発的噴火が起こる可能性がある」と注意を呼び掛けている。