20,21日にまとまった雨 震災後初、また冬型も

 気象庁は18日、東日本大震災の被災地の東北地方では20、21日に地震後初めてまとまった雨が降るとして、注意を呼び掛けた。  揺れで地盤が緩み、土砂災害の危険性が通常より高くなっているため、同庁は震度5強~7となった市区町村で大雨警報・注意報の発表基準を引き下げている。  22日からは冬型の気圧配置となり、東北各地で最低気温が氷点下になるなど、再び厳しい冷え込みになるという。避難所などでは体調管理に注意が必要だ。  同庁によると、気圧の谷が20日から21日にかけて通過。気温が高めのため東北のほとんどの地域は雪ではなく雨となる見込み。気温の低い所で雪の恐れもあるが、太平洋側で積もる可能性は小さいという。  気圧の谷の通過後は冬型となり、22日から寒い所では2月上~下旬の気温となる。ただ今週ほどの厳しさではなく、強風や大雪の恐れはない見込み。