宮城の死者、阪神大震災超す 全体では1万804人

 警察庁の27日午後9時現在のまとめによると、宮城県の死者だけで6565人となり、1995年の阪神大震災(6434人)を超えた。全体の死者は1万804人、家族が警察に届けた行方不明者は1万6244人で、計2万7048人に上った。
 宮城以外で犠牲者が多い岩手と福島の死者はそれぞれ3213人と968人。この3県で約7,740体の身元を確認し、うち7220体を遺族に引き渡した。行方不明者は宮城6144人、岩手4682人、福島5414人となった。
 東北地方の太平洋側は27日朝、宮城県気仙沼市で氷点下2.5度、同県石巻市で同2.3度の最低気温を記録、被災各地で厳しい冷え込みとなった。気象庁は28日朝についても予想最低気温を岩手県大船渡市で氷点下3度、宮城県石巻市で同2度としており、被災地では体調管理に気を付けるよう呼び掛けている。