九州豪雨はバックビルディング 気象庁が解析

九州北部豪雨について気象庁気象研究所(茨城県つくば市)は23日、記者会見し発生要因の解析結果を発表した。大量の水蒸気が流れ込み、風上側で積乱雲が次々と発達する「バックビルディング」と呼ばれる現象が発生したとの見方を示した。
   これにより形成された長さ100~200キロ、幅20~30キロの帯状の大雨エリア(線状降水帯)が九州に停滞、記録的雨量になったと分析した。
   バックビルディングや線状降水帯は、昨年7月の新潟・福島豪雨でもみられたという。