冬将軍、また猛威か 週末にかけ大雪、荒天

気象庁は29日、日本の上空に31日から強い寒気が流れ込み、2月3日ごろにかけて冬型の気圧配置が強まる見込みとして、警戒を呼び掛けた。日本海側を中心に大雪となる所があり、風雪が強まって荒れた天気となる恐れもある。
 大雪、吹雪による交通の障害、強風や高波、積雪の多い場所では雪崩にも注意が必要。また、西日本を中心に降雪や低温により農作物に被害の出る恐れがある。
 29日は、北日本ですでに記録的な寒さとなった地点があった。北海道厚沢部町で朝の最低気温が氷点下24.8度、秋田県大館市で同19.0度と、いずれも観測史上最低記録を更新した。

1月29日(日)

<各地の最高・最低気温>
札幌      -1.2度        -6.8度
仙台       1.4度         -7.0度
東京       6.8度          1.0度
名古屋      7.8度         -0.8度
大阪       6.4度          1.5度
福岡      12.0度          3.1度
那覇      22.4度         17.4度
<全国ランキング>
最高気温         23.9度       志多阿原、南大東(沖縄)
最低気温        -26.0度      喜茂別(北海道・後志)
1時間降水量        9.5ミリ      松代(新潟)、肘折(山形)1月1位更新
日降水量         43.0ミリ      松代(新潟)
最大瞬間風速      23.9メートル    両津(新潟)    
巻積雲が少し現われるくらいで、ほとんど快晴。 (9:16)
積雲が少し現われるが、快晴。北西の風がやや強く吹く。 (14:52)
夕方ごろから西の空に巻層雲が現われる。(17:04)
<当地の状況>
最高気温          6.9度
最低気温          0.9度
最大瞬間風速       15.1メートル(西北西の風)
日照時間          9.3時間

山梨で震度5弱 「富士山、東海に無関係」

28日午前7時43分ごろ、山梨県東部で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は同県東部・富士五湖で、震源の深さは18キロ。地震の規模はマグニチュード(Ⅿ)5.4と推定される。
  気象庁は記者会見で、富士山の火山活動や東海地震には結び付かないとの見解を示した。
 この地震の4分前にも最大震度4(Ⅿ5.0)の前震(前兆的な地震)とみられる地震を観測。震度1~3の余震も相次いだ。今後1週間は、最大震度4程度の余震に注意が必要という。
 28日午前には、青森、岩手で最大震度4を観測する地震もあった。

1月28日(土)

<各地の最高・最低気温>
札幌        -4.3度        -8.8度
仙台         0.5度         -6.6度
東京         6.1度         -0.1度
名古屋        6.8度          0.4度
大阪         9.2度          2.9度
福岡        10.4度          3.9度
那覇        23.6度          17.5度
<全国ランキング>
最高気温          24.7度       石垣島(沖縄)
最低気温         -31.2度       占冠(北海道・上川)
1時間降水量        13.0ミリ      笠利(鹿児島)
日降水量          57.0ミリ      平岩(新潟)
最大瞬間風速       21.1メートル    三宅島(東京)
積雲や層積雲、巻層雲がひろがり、朝のうちは小雨がぱらつく。(9:36)
昼前にかけて積雲や層積雲がひろがり、小雨が降る。 (11:26)
昼以降は天気は良くなる。積雲が少しと巻層雲が見られる。(16:04)
<当地の状況>
最高気温          7.1度
最低気温          0.7度
最大瞬間風速       8.8メートル(北西の風)
日照時間          3.2時間

北陸なお大雪の恐れ 冬型は峠越す

気象庁は27日、北陸を中心に28日にかけて大雪の恐れがあるとして、引き続き警戒を呼び掛けた。冬型の気圧配置は西から次第に緩んでおり、日本海側の広い範囲で大雪の峠は越えたとみられるが、北陸は断続的に雪が降り続く可能性があるとしている。
 午前9時現在の積雪は青森市の酸ケ湯で358センチ、山形県大蔵村で307センチと、国内2カ所で3メートルを超えた。滋賀県彦根市で23センチ、新潟県佐渡市の相川で21センチといずれも平年の7倍以上、岐阜県関ケ原町は25センチ、島根県隠岐の島町は31センチと6倍以上に達した。

1月27日(金)

<各地の最高・最低気温>
札幌       -4.2度        -11.5度
仙台       -1.5度         -3.4度
東京        8.0度         -1.0度
名古屋       7.3度         -0.7度
大阪        8.6度          0.9度
福岡        9.5度          1.5度
那覇       19.6度         13.3度
<全国ランキング>
最高気温         24.3度      志多阿原、波照間(沖縄)
最低気温        -28.3度      江丹別(北海道・上川)
1時間降水量       31.0ミリ      慶良間(沖縄)
日降水量         67.5ミリ      小国(新潟)
最大瞬間風速      24.2メートル   羽咋(石川)
朝のうちは層積雲がひろがるが、次第に消え快晴に近い天気に。(8:34)
昼前からは積雲が次第に多くなり、昼ごろには曇り空に変わる。日中、北西の風がやや強く吹く。 (11:32)
昼過ぎには一時みぞれがぱらつく。夕方にはほとんど快晴となるが、夜には層積雲がひろがって曇り空となる。(14:44)
<当地の状況>
最高気温          6.4度
最低気温         -1.4度
最大瞬間風速       11.4メートル(西北西の風)
日照時間          3.5時間

日本海側で大雪続く 気象庁、警戒呼び掛け

気象庁は26日、強い冬型の気圧配置の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪が続く恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。
  気象庁によると、日本付近の上空約5千メートルに氷点下36度以下の寒気が流れ込んでいる。大雪は北日本から東日本は27日にかけて、西日本は26日を中心に続く見込み。
 27日朝までの24時間予想降雪量は多い所で、北陸80センチ、東北50センチ、北海道と関東甲信、東海、近畿が40センチ、中国30センチ。
 大気の状態が不安定なため、落雷や突風にも注意が必要。西日本を中心に雪や気温低下で農作物に被害が出る恐れがあるという。

1月26日(木)

<各地の最高・最低気温>
札幌       -4.8度       -10.9度
仙台         1.1度        -4.7度
東京         6.4度         0.5度
名古屋       6.5度        -0.9度
大阪         6.5度        -0.9度
福岡         6.8度         1.8度
那覇        17.2度         11.6度
<全国ランキング>
最高気温          20.5度      志多阿原、波照間(沖縄)
最低気温         -31.4度      占冠(北海道・上川)
1時間降水量        14.0ミリ     平岩(新潟)
日降水量          74.5ミリ     平岩(新潟)
最大瞬間風速       23.9メートル   羽咋(石川)
朝から積雲が見られる。日中、北西の風がやや強く吹く。(9:11)
昼からは風花が舞い、場所によっては雪が降ったところも。夕方ごろには積雲は少なくなっていく。 (13:23)
<当地の状況>
最高気温           5.5度
最低気温           0.3度
最大瞬間風速        12.5メートル(西北西の風)
日照時間           6.5時間

春の訪れ、遅れそう 気象庁の3カ月予報

気象庁は25日、2~4月の3カ月予報を発表した。ラニーニャ現象の影響などで、2月は前半を中心に強い寒気が日本列島を覆うとみられ、全国的に厳しい寒さとなる見込み。3月以降も東日本(関東甲信、東海、北陸)以西は低温傾向が続きそうで、春の訪れは遅くなるとみている。
 同庁によると、2月は冬型の気圧配置が平年よりも強く、北から冷たい寒気が流れ込みやすくなる見通し。北日本(北海道、東北)の日本海側は雪の降りやすい状態が続き、3カ月間 を通した降雪量も平年より多くなるという。
 3月に入ると冬型は弱まるが、東日本以西を中心に冷たい空気が入りやすい状態が続くと予想した。

日本海側で大雪の恐れ 気象庁、警戒呼び掛け

強い寒気と冬型の気圧配置により、日本海側の広い範囲で大雪の恐れがあるとして、気象庁は25日、交通の乱れや雪崩に注意するよう警戒を呼び掛けた。
 気象庁によると、日本付近の上空約5千メートルに氷点下36度以下の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置は26日にかけて続く。北日本から西日本の日本海側を中心に、広い範囲で断続的に降雪量が増えるとみられ、雪は26日以降も続く可能性がある。
 26日朝までの24時間予想降雪量は多い所で、北陸80センチ、関東甲信60センチ、東海と近畿50センチ、北海道と東北、中国40センチ。

1月25日(水)

<各地の最高・最低気温>
札幌        -3.9度        -9.8度
仙台         1.6度         -4.0度
東京         9.3度         -0.1度
名古屋        7.1度          0.9度
大阪         6.4度          1.1度
福岡         5.3度          1.9度
那覇        14.8度         12.9度
<全国ランキング>
最高気温         20.9度       父島(東京)
最低気温        -27.0度      占冠(北海道・上川)
1時間降水量       24.5ミリ      母島(東京)
日降水量         67.5ミリ      大野(福井)
最大瞬間風速      26.8メートル    泊(富山)
巻層雲がひろがり、日暈もうすく現われる。(8:41)
昼ごろからは積雲が見られる。北西の風がやや強く吹く。(16:27)
<当地の状況>
最高気温          6.3度
最低気温          1.2度
最大瞬間風速       11.4メートル(西北西の風)
日照時間          6.1時間

26日にかけ日本海側で大雪予報 関東のけが人600人超

 気象庁は24日、強い冬型の気圧配置の影響で、26日にかけて日本海側を中心に大雪の恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。強い冬型は月末まで続く見込みだ。
 また、大雪に見舞われた関東では、24日午後5時までに病院に搬送されるなどした負傷者は東京都内で少なくとも173人、神奈川県117人、埼玉県197人、千葉県175人で計662人に上った。
 同庁によると、日本付近は強い冬型の気圧配置となっており、北日本の上空約5千メートルで氷点下36度以下の強い寒気が流れ込んでいる。25日以降、さらに強い寒気が入り日本列島の広範囲を覆うとみられる。
  

1月24日(火)

<各地の最高・最低気温>
札幌       -3.5度       -7.0度
仙台        3.4度       -2.7度
東京        5.0度        0.8度
名古屋       7.5度        0.3度
大阪        6.7度        2.0度
福岡        5.0度        1.6度
那覇       17.3度        13.3度
<全国ランキング>
最高気温          20.4度       父島(東京)
最低気温         -25.2度       江丹別(北海道・上川)
1時間降水量        14.0ミリ       間人(京都)1月1位更新
日降水量          50.0ミリ       間人(京都)
最大瞬間風速       26.6メートル    羅臼(北海道・根室)
朝から快晴だが、南の空には積雲の群れが見える。 (9:06)
次第に積雲が多くなり、一部に巻層雲が現われる。終日、北西の風がやや強く吹く。(10:55)
一時、積雲が空を覆うときも。また、巻層雲が次第にひろがる。 (14:38)
夕方には高層雲が空を覆う。また、18時ごろには雪がちらつく。(16:57)
<当地の状況>
最高気温          7.0度
最低気温          1.8度
最大瞬間風速       11.4メートル(西の風)
日照時間          7.6時間

東京都心で積雪4センチ 路面凍結に注意呼び掛け

気圧の谷や寒気の影響で23日夜、関東地方の平野部でも雪が降り、気象庁によると、東京都心で4センチの積雪があった。都心で積雪を観測したのは昨年3月7日以来。同庁は鉄道など交通機関への影響や路面の凍結に注意を呼び掛けた。
  気象庁によると、日本付近は冬型の気圧配置となっており、23日夜には上空に寒気を伴った気圧の谷が東日本を通過。関東の平野部でも気温が下がり、次第に雨から雪に変わった。
 24日夕までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で長野県北部40センチ、関東北部の山沿い25センチ、関東南部の山沿い20センチ、山梨県10センチ、関東の平野部5センチ。

1月23日(月)

<各地の最高・最低気温>
札幌        1.9度        -6.4度
仙台        6.2度        -0.5度
東京        8.2度         0.6度
名古屋      11.8度          3.4度
大阪       10.8度          3.7度
福岡        7.5度          2.7度
那覇       15.6度         13.6度
朝方までは高積雲や巻層雲がひろがっていたが、次第に快晴になる。(10:07)
昼前から積雲が現われるようになる。また、北西の風がやや強く吹く。 (11:41)
夕方にかけ、 積雲や層積雲が現われる。(16:25)
<当地の状況>
最高気温           10.7度
最低気温            3.9度
最大瞬間風速        14.7メートル(西南西の風)
日照時間           7.7時間

1月22日(日)

<各地の最高・最低気温>
札幌        3.3度        -2.4度
仙台        5.0度         0.4度
東京        8.0度         3.2度
名古屋      11.9度         4.0度
大阪       11.2度         3.7度
福岡        9.0度         6.6度
那覇       18.0度         14.3度
<全国ランキング>
最高気温         22.9度      南大東(沖縄)
最低気温        -18.9度      音威子府(北海道・上川)
1時間降水量       19.5ミリ      八重見ヶ原(東京)1月1位更新
日降水量         148.5ミリ     森野(北海道・胆振)1月1位更新
最大瞬間風速      22.3メートル   えりも岬(北海道・日高)
未明までには雨は止み、朝には高積雲や巻層雲のひろがる曇り空。 (8:54)
昼には巻層雲がひろがるが、天気は回復に向かう。 (13:23)
夕方には一部に巻層雲が見えるくらいで、ほとんど快晴になる。(16:52)
<当地の状況>
最高気温           11.8度
最低気温            5.1度
最大瞬間風速        9.9メートル(西北西の風)
日照時間           5.9時間

ラニーニャで大雪・厳寒 週明けまた冬将軍猛威か 「大寒」迎えた列島

21日、二十四節気の「大寒」を迎えた日本列島。昨年末から断続的に流れ込む寒気の影響で、北海道を中心に局地的に記録的な積雪を観測するなど、厳しい寒さが続いている。同日朝、最も気温が低かったのは北海道旭川市の江丹別で氷点下28.4度、札幌市も同9.9度と冷え込んだ。
 気象庁によると、日本に厳冬をもたらすとされる「ラニーニャ現象」の影響により日本周辺で偏西風が南に蛇行、寒気が南下しやすくなった。全国で約150人が死亡した2005年12月~06年2月の「平成18年豪雪」時もラニーニャが発生していた。
 同庁は「現時点では、寒気の強さは平成18年豪雪に及ばない」としているが、週明けから2月上旬にかけて猛烈な寒気が中国大陸から流れ込み、日本海側は大雪の恐れがあるとして、「異常天候早期警戒情報」を発表している。
 今月、北海道新篠津村で213センチ(16日、平年68センチ)など道内3地点で観測史上最大積雪を記録。国内有数の豪雪地・青森市の酸ケ湯でも16日、平年の約1.7倍の391センチと1月としては歴代1位の積雪となった。
 1月1~17日の平均気温は北日本で平年を1.1度、東日本で0.9度、西日本で0.8度、沖縄・奄美は0.2度下回っている。
 ラニーニャは、太平洋赤道海域東側の南米ペルー沖で海面水温が低くなる現象。西側のインドネシア近海は逆に海面水温が上がり大気の対流活動が活発化。そこから吹き出す空気が偏西風を日本付近で南に蛇行させたとみられる。
 昨年末は、亜熱帯域を流れる偏西風が蛇行し西日本を中心に「クリスマス寒波」が襲来。年明け後は列島の北を流れる別の偏西風の蛇行が強まり、北日本に寒気が入った。特に今月、北日本に流入した寒気は、上空5千メートル付近で氷点下44度以下という「スーパー寒気」だったという。

1月21日(土)

<各地の最高・最低気温>
札幌       -0.8度       -9.9度
仙台        2.6度        -0.7度
東京        3.7度         2.7度
名古屋       9.3度         6.3度
大阪        9.2度         6.2度
福岡       14.0度          5.1度
那覇       19.1度         16.7度
朝までには雨は上がり、曇り空が続く。高層雲と山沿いに層雲がかかる。 (10:13)
昼ごろには薄日が差すが、高層雲や高積雲がひろがる。15時ごろからは小雨が降り出し、夜にかけて降り続く。乱層雲や層雲が現われる。(13:43)
<当地の状況>
最高気温          10.4度
最低気温           6.2度
最大瞬間風速       5.0メートル(北北西の風)
降水量           5.0ミリ(最大1時間雨量1.5ミリ)

東京都心、横浜で初雪を観測 旭川市は氷点下30.3度

日本の南海上を通る低気圧と厳しい冷え込みの影響で、関東甲信地方は20日、広範囲で雪が降り、東京都心(大手町)と横浜市で初雪を観測した。同日夕にかけて内陸部を中心に大雪となる見込みで、気象庁は交通機関の乱れへの注意を呼び掛けた。
  20日は北海道も猛烈な寒さとなり、北海道旭川市の江丹別では朝の最低気温が氷点下30.3度を記録した。
 同庁によると、東京都心では午前3時50分ごろ、雨がみぞれに変わり初雪に。平年より17日、昨年より21日遅い。横浜市でも同4時すぎ、平年より13日遅い初雪を観測した。