積雪量24地点で過去最多 今冬、気温は「北高南低」

 気象庁は1日、今冬(昨年12月~2月)の天候まとめを発表した。昨年末から1月末にかけて強い寒気が流れ込んだことから、積雪量は地域気象観測システム(アメダス)を含む24地点で観測史上最多(タイ記録含む)を記録した。  しかし寒暖の差が極めて大きく、3カ月間の平均気温は北日本(北海道、東北)で平年を0.9度、東日本(関東甲信、北陸、東海)は0.5度上回る暖冬。沖縄・奄美は0.5度低く、15年ぶりに平年を下回った。西日本(近畿~九州)は、平年を0.2度下回った。  さらに2月だけでみると、日照時間は東日本の日本海側で平年の1.65倍と、統計を取り始めた戦後最長となり、記録ずくめの冬だった。