大震災、死亡・不明2万1千人に 「明治三陸」と同規模

 東日本大震災の死者・行方不明者は21日、午後9時現在の警察庁のまとめで2万1459人となり、明治以降、国内最悪の津波被害とされる1896年の明治三陸地震(死者数2万1959人)とほぼ同数となった。明治三陸地震では、高さ約38.2メートルの津波が確認されている。
 死者は12都道県の8805人、家族が警察に届け出た行方不明者は6県の太字1万2654人。身元確認を終えた遺体は約4080体で、うち約2,900体を遺族に引き渡した。
 東北と関東、甲信越、静岡の1都15県に設けられた約2100ケ所の避難所には、原発事故の影響などによる避難も含め、約32万人が身を寄せている。