気象庁「平年値」10年ぶり更新 気温上昇、桜早咲きに

 気象庁は30日、暑さや寒さ、降水量の多さなどの判断基準となる「平年値」を、1971~2000年の30年の平均から、81~10年の平均値に切り替えると発表した。更新は10年ぶりで、5月18日以降の天気予報などに適用。新平年値は地球温暖化や都市化の影響で、全国的に気温上昇や桜の早咲き傾向が目立つ。 年平均気温の新しい平年値は札幌8.9度、仙台12.4度、新潟13.9度、東京16.3度、名古屋15.8度、大阪16.9度、広島16.3度、高松16.3度、福岡17.0度で、現行より0.2~0.5度上昇する。 桜の開花日は東京が3月26日と現平年値より2日、京都は同28日で3日早まる。