宮城県北部で震度5弱 震源は三陸沖、Ⅿ7.3

 9日午前11時45分ごろ宮城県北部で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は牡鹿半島東沖約160キロで、震源の深さは8キロ、マグニチュード(Ⅿ)7.3と推定される。その後も余震とみられる地震(最大震度3)が相次いだ。  気象庁は50センチ程度の津波が予想されるとして、青森県太平洋側、岩手県、宮城県、福島県に津波注意報を出した。岩手県・大船渡港で60センチ、宮城県石巻市で50センチの津波を観測。大船渡市は、沿岸の住民に避難勧告を出した。  政府は、官邸危機管理センターに情報連絡室を設置した。警察庁によると、人的被害は確認されていない。  JR東日本によると、地震の影響で東北新幹線は白石蔵王~新青森間で安全確認のため一時運転を見合わせた。  東北電力や東京電力によると、宮城県の女川原発や福島第1、第2原発に異常はなく、通常運転を続けている。