死者・不明は2万人超 3万人が越境避難

 東日本大震災は20日、発生から10日目を迎えた。警察庁によると午後11時現在、死者は12都道県で計8450人、家族が警察へ届け出た行方不明者は6県の1万2909人で、合計2万1359人となった。原発事故の影響などによる避難と合わせ、東北、関東、甲信越の1都14県に設けられた約2100ケ所の避難所で、約35万人の生活が続いている。
 また共同通信の20日夜のまとめで、福島県などから県外への避難は、北海道から沖縄までの41都道府県に及び、3万人を超えている。
 気象庁によると、被災地は21日の昼間に弱い雨が降る見込み。23日からは、最低気温が氷点下の厳しい寒さが戻るとみられる。