台風12号が日本海を北上 引き続き大雨に警戒を

 紀伊半島などに記録的豪雨をもたらした大型の台風12号は4日、岡山、鳥取両県を縦断し日本海に抜けた。速度が遅い上、台風に向かって南から暖かく湿った空気の流入が続くため、5日も西・東日本や前線のかかる北海道で大雨の降りやすい状態となる見込みで、気象庁は最大級の警戒を呼び掛けた。
 台風は4日午後9時現在、山陰沖の海上を時速約10キロで北北東に進んだ。中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。5日夜には温帯低気圧に変わるとみられる。