紀伊半島、強い雨に注意 台風14号は奄美近海へ

 気象庁は9日、奈良、和歌山、三重各県で、同日夜遅くにかけて局地的に強い雨が降る恐れがあるとして注意を呼び掛けた。紀伊半島は台風12号の記録的大雨で地盤が緩んでおり、少しの雨でも新たな土砂災害が起きる可能性が高まっている。
 一方、台風14号は鹿児島・奄美大島の近海を北西寄りに進んだ。周辺では強風やしけに警戒が必要だ。
  気象庁によると、紀伊半島では当初予想されていた激しい雨(1時間雨量30~40ミリ)は観測されなかったが、近畿から東海にかけての太平洋側は南から湿った空気が流れ込み、大気の状態がやや不安定となっている。