台風15号、沖縄・奄美へ 西日本中心に大雨の恐れ

 台風15号は15日、沖縄県・大東島地方に接近し、引き続き西寄りに進んだ。16日には沖縄本島や奄美に近づき、沖縄から西日本の太平洋側、東海地方にかけての広い範囲で大雨の恐れがある。気象庁は厳重な警戒を呼び掛けた。
 同庁によると、台風を取り巻く雨雲の影響で15日夜以降、沖縄と九州南部は断続的に雷を伴い1時間に30~40ミリの激しい雨が降り、16日には雨の範囲が西日本の太平洋側や東海に広がる見通し。台風は沖縄・奄美に接近後、動きが遅くなるとみられ、影響が長時間続く可能性がある。
<台風16号が発生>
 気象庁は15日、小笠原諸島・南鳥島近海で同日午後3時、熱帯低気圧が台風16号になったと発表した。ほとんど停滞している。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心から半径330キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。