今夏は統計史上4番目の暑さ 気温の乱高下も

 節電が求められた今夏(6~8月)の日本の平均気温は平年より0.88度高く、1898年の統計開始以降4番目の高さだったことが1日、気象庁の天候まとめで分かった。統計史上最高の暑さだった昨年夏は、平年を1.46度上回った。
 6月下旬には東・西日本の平均気温が旬ごとの統計を取り始めた1961年以降、最高を記録。ただ太平洋高気圧は安定せず、北━西日本で7月下旬と8月下旬に気温が平年を下回る時期があるなど、変動が大きかった。
 気温35度以上を記録した「猛暑日」は、前橋市で23日(平年8.6日)と過去最多、静岡県熱海市の網代では7日(同1.1日)と最多タイだった。