台風15号、速度増し本土接近 前線刺激し大雨の恐れ

 強い台風15号は19日、鹿児島県・奄美地方の一部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込み、北寄りに進んだ。気象庁によると今後、進路を東寄りに変えながら速度を増し、21日に四国から紀伊半島沖に達した後、西日本から東日本の太平洋側にかなり接近、上陸の恐れもある。
  台風からの湿った空気で、山陰から東北に延びる前線が活発化。九州から東北にかけて大雨の恐れがあり、台風12号の豪雨に見舞われた紀伊半島も雨脚が強まるという。気象庁は「台風から離れた地域も早い段階で雨が降り始め、長時間続く恐れがある」としている。