台風は21日上陸、列島縦断も 名古屋で豪雨、避難

 九州から四国の南海上を北上する強い台風15号の影響で20日、東海以西で大雨となった。名古屋市で庄内川が氾濫するなどし、同市は約8万人に避難を指示、避難勧告の対象は100万人を超えた。

  会社事務所や介護施設が水没し入居者らが取り残される被害が相次いだ。岐阜県多治見市では小学4年男児(9)

が増水した用水路に流され、白川町では男性(84)が川に

流され行方不明に。
 気象庁によると、台風は21日の日中にかけて西日本か東日本に上陸、風速25メートル以上の暴風域を伴ったまま列島を縦断する可能性が高い。
 台風12号の豪雨で大きな被害が出た紀伊半島も大雨が降りやすい状態。