梅雨前線活発、西日本で大雨 広島で土砂崩れ1人死亡

 活発な梅雨前線の影響で、26日は九州南部や紀伊半島を中心に激しい雨が降った。広島県廿日市市の土砂崩れで行方不明になった女性は26日、死亡が確認された。熊本県では用水路に転落したとみられる女性が意識不明の重体となり、鹿児島県では土砂崩れで女性が軽傷。九州新幹線など交通網にも影響が出た。
 気象庁は26日夕、「西日本の大雨は峠を越えた」と発表。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、引き続き土砂災害や河川の増水への警戒を呼び掛けた。
 気象庁によると、26日は鹿児島県さつま町で1時間に63・0ミリ、宮崎県国富町で同52・5ミリの非常に激しい雨が降った。