大震災の余震、年単位で警戒を 気象庁が会見

 東日本大震災から半年を前に気象庁は8日、記者会見し、余震活動の見通しなどについて説明した。斎藤誠地震情報企画官は「余震は徐々に減っているが、震災前発生前の状況に戻るには、数年単位で考えないといけない」との認識を示した。
 これまで最も大きい余震は、マグニチュード(Ⅿ)9.0の本震の約30分後にあったⅯ7.7。本震がⅯ9だと最大Ⅿ8の余震も考えられる。
 最大余震がこれから起きる危険性について、斎藤地震情報企画官は「時間の経過とともに可能性は低くなるが、現時点では安心はできない。今後もⅯ7を超える余震はあり得る」と延べた。