21世紀後半は日本で竜巻倍増? 気象庁予測、温暖化で大気不安定 

 地球温暖化が進行した2075~99年の日本では、激しい竜巻の発生しやすい気象条件が現在から倍増するとの予測を、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)がスーパーコンピューターを用いた実験でまとめた。春(3~5月)は西日本と関東を中心に2~3倍、夏(6~8月)は日本海側を中心にほぼ倍になると予測している。
 温暖化に伴い日本の南海上の海面水温が上昇するため、大気中の水蒸気量も増え、大気の不安定度が高まるのが原因とみられる。秋冬は目立った増加がなかった。