冬の気温「北高南低」の予想 訪れは遅そう

 気象庁は22日、「寒侯期」(12月~来年2月)の予報を発表した。偏西風の南下が遅れ北からの寒気の流入も平年より弱いため、冬の訪れは遅いと予想。特に北日本(北海道、東北)は冬型の気圧配置が長続きせず、暖冬傾向とみている。
 一方、沖縄・奄美は亜熱帯に吹く偏西風の南下に伴い寒気の影響を受けやすくなり、気温は平年より低いとみられる。両地域以外は平年並みの寒さとなりそう。
 日本列島を含む北半球中緯度帯は6月以降、高温傾向で、秋(9~11月)も全国的に温かい状態が続く見込み。