集中豪雨、死者・不明104人 孤立集落に約2500人

 台風12号による紀伊半島豪雨で6日、各自治体の発表に基づき共同通信が集計した死者は49人、行方不明者は55人となり、計104人に達した。風雨災害としては98人だった2004年の台風23号を超え、平成に入って以降、 最悪の事態となる恐れが出てきた。
 行方不明者は今後、避難先などで所在が確認される可能性もある一方、人的被害が大きい和歌山、奈良両県では道路が寸断されて捜索活動が難航。さらに新たな被害が明らかになることも考えられる。
 台風による100人以上の被害は、1983年の「昭和58年7月豪雨」の117人がある。