台風15号が温帯低気圧に 強風・土砂災害になお注意

 気象庁は、強い勢力で暴風域を伴ったまま北海道に接近した台風15号が22日午後3時、千島近海で温帯低気圧に変わったと発表した。
 台風で増水した仙台市の雨水路で作業中に行方不明となった仙台市下水道管理センター職員の男性(56)が22日午後、遺体で見つかり、同市職員2人の死亡が確認された。
 共同通信の午後6時までのまとめでは、台風による死者は岩手、宮城、神奈川、静岡、愛知、岐阜、愛媛、長崎、佐賀の9県で計12人、行方不明は山梨、静岡、岐阜の3県で計4人となった。
 台風の豪雨に見舞われた地域は土砂災害などの危険が依然高い状態となっている。気象庁は引き続き注意を呼び掛けた。