週末、列島直撃の恐れ 台風12号、ゆっくり北上

 大型で強い台風12号は1日、日本の南海上を北上した。気象庁は、2日から3日にかけて四国から東海地方にかなり接近、上陸の恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。
 台風の動きが比較的遅いため、東日本大震災の被災地を含む広範囲で大雨や強風が長時間続く恐れがあるという。
 台風は1日午後6時現在、日本の南海上を時速15キロで北北西に進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径220キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。