十勝岳、入山規制を解除 火山ガスに注意呼び掛け

北海道上富良野町と美瑛町は両町などにまたがる十勝岳(2077メートル)の入山規制を6日、解除した。大正火口付近が明るく見える現象が観測されたことから1日から規制していたが、安全を確認した。
  両町や札幌管区気象台によると、高感度カメラでの観測結果などを判断材料にした。明るく見える現象は火山ガスや硫黄が自然発火したのが原因とされるが、周辺の火山ガスや硫黄の量は減少しているとみられる。
  両町は登山口に看板を設置し、登山者にチラシを配布するなどして、引き続き火山ガスなどへの注意を呼びかける。