3千人が一時孤立、死者26人  「九州北部豪雨」

豪雨に見舞われた福岡県八女市で15日、道路が寸断され、一部住民が一時、孤立した。住民は3千人以上とみられる。新たに福岡県で男性2人、熊本県で女性1人、大分県で男性1人の計4人の死亡も確認され、12日からの豪雨の死者は計26人になった。熊本、大分、福岡各県の行方不明者は計6人。県警などが捜索を続けている。
  気象庁は15日、今回の豪雨を「平成24年7月九州北部豪雨」と命名。九州北部は大雨で地盤が緩んでいるところがあり、土砂災害、河川の氾濫への警戒を呼び掛けた。
  福岡県によると、八女市の山間部で土砂崩れが多発。県道などが寸断され、住民が7地区で孤立している。