豪雨の死者20人に 九州北部、警戒続く

豪雨に見舞われ土砂崩れなどが相次いだ熊本県阿蘇市で県警は13日午後、新たに男性1人の遺体を確認し、熊本、大分両県の死者は20人、行方不明は7人となった。九州北部は梅雨前線の影響で再び大雨になり、気象庁は土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
  県警によると、死亡が確認されたのは阿蘇市の一田達雄さん(66)。
  国土交通省九州地方整備局によると、大分県中津市の山国川上流で護岸が崩れ、氾濫したことが確認された。同市では午後1時ごろまでの1時間に62・5ミリの雨を観測した。
  気象庁は14日昼前にかけて非常に激しい雨になる恐れがあるとしている。