九州で記録的大雨 土砂崩れ、死者・行方不明も

梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で3日、九州北部は記録的な大雨となり、土砂崩れなどで1人が死亡、1人が行方不明になるなど被害が相次いだ。西日本の広い範囲でも雨脚が強まった。気象庁によると、九州北部は4日朝にかけても局地的に非常に激しい雷雨の恐れがある。
  福岡県朝倉市で3日朝、住宅の裏山で土砂崩れが発生し、井手俊邦さん(80)が巻き込まれ、死亡が確認された。
  大分県中津市では農協の加工場が流され、嘱託職員の曽我初男さん(76)が行方不明になった。大分県日田市や福岡県上毛町で住民計2万人余りに避難指示が出たほか、避難勧告も各地の自治体で相次いだ。