九州北部から関東甲信が梅雨明け 降水量は多め

 気象庁は17日、九州北部や四国、中国、近畿、東海、関東甲信、北陸の各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。  四国は平年並みだが、九州北部は平年より1日、近畿は2日、中国、東海、関東甲信は3日、北陸は5日それぞれ早い。  九州南部は局地的に強い雨が降っており、梅雨明けを見送った。これまでに沖縄、奄美が梅雨明けしており、九州南部と東北を除き、広い範囲で一気に梅雨が明けた。  気象庁によると、17日は各地とも高気圧に覆われて晴れ間が広がった。向こう1週間、気圧の谷などの影響で雲の多い時期もあるが、おおむね夏空が広がる見込み。  今年の梅雨は全般的に降水量が多めで、徳島は平年の約2倍の453.5ミリ、山口、岐阜もそれぞれ約1.9倍に上った。関東は平野部を中心にまとまった雨が少なかった。  梅雨期間中の主な地点の降水量は福岡639.5ミリ(平年375.5ミリ)、松山442.0ミリ(同279.9ミリ)、広島567.5ミリ(同341.6ミリ)、大阪410.0ミリ(同256.8ミリ)、名古屋425.5ミリ(同278.1ミリ)、東京159.0ミリ(同216.4ミリ)、新潟202.5ミリ(同207.0ミリ)。