北日本は戦後2番目の暑さ 6月、九州で記録的大雨も

 気象庁は1日、6月の天候まとめを発表した。北日本(北海道、東北)は、大陸から張り出した高気圧の影響で月平均気温が地域別の統計を開始した1946年以降、6月としては2番目の高温となった。一方、九州南部は梅雨前線の影響で大雨となり、記録的な雨量となった所もあった。
 北海道は6月26日に帯広などで、6月としては30年ぶりとなる気温35度以上の「猛暑日」を記録。地点別では、北海道の旭川で平年より3.1度高い19.5度、盛岡で2.4度高い20.6度、前橋で2.3度上回る23.5度など、6地点で月平均気温が観測史上最高(過去タイを含む)となった。
 今年は沖縄と奄美を除き梅雨入りが遅れたが、梅雨前線が停滞しがちだった九州南部を中心に大雨となり、この地域の月降水量は平年の1.87倍に達した。
 鹿児島県の種子島で平年の2.45倍の1021.5ミリ、宮崎県の都城で同2.06倍の939.5ミリと、それぞれ6月として過去最多を記録した。