豪雨 鹿児島で2人死亡 宮崎では1人不明

 九州南部で3日午前、局地的に1時間に100ミリを超す猛烈な雨が降り、鹿児島県では土砂崩れや増水で女性2人が死亡、宮崎県で男性1人が行方不明となった。1時間雨量は
宮崎県えびの市で3日午前2時20分までに109.5ミリ、鹿児島県南種子町では同9時20分までに110ミリと 、それぞれ観測史上最大を記録した。両県の地方気象台は、4日昼過ぎまで激しい雨の恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。  気象台によると、この豪雨は梅雨前線に南から暖かく湿った空気が流れ込んだため。2日の降り始めから3日午後8時までの総雨量はえびの市で441ミリ、鹿児島県霧島市溝辺で234ミリ。九州南部では4日夕までさらに120~180ミリの大雨が予想され、1時間に30~70ミリの激しい雨の恐れもある。