西日本で記録的大雨 13日も警戒必要

 局地的大雨が相次ぐ日本列島は12日も、梅雨前線などの影響で西日本から北日本の広い範囲で激しい雨となり、西日本を中心に記録的雨量となった地点もあった。
 気象庁は、西・東日本は13日昼前にかけて局地的な大雨の恐れがあるとして、引き続き警戒を呼び掛けた。  島根県の津和野で1時間に66.5ミリ、同県益田市の匹見では63.0ミリと、それぞれ観測史上最多となる雨が降った。同県の海士では未明までの24時間雨量が244.5ミリに達し、これも観測史上最多。
 岡山県新見市の千屋で1時間雨量44.0ミリ、広島県安芸高田市の甲田48.5ミリ、松山46.5ミリ、山口県の下松54.5ミリなど、7月として過去最多となった地点もあった。
 愛媛県によると、松山市や隣接する松前町では計3棟が床上浸水、計21棟が床下浸水した。  気象庁によると、梅雨前線は13日、九州北部から本州の南岸に停滞する見込みで、暖かく湿った空気の流入で雨雲が発達しやすくなっている。