西日本は来週、厳しい暑さ 梅雨明けはまだ

 7日は梅雨明けが近く、暑さが本格化するとされる二十四節気の「小暑」。沖縄を除き梅雨明けはまだで、九州以北の梅雨明けの見通しは立っていないが、来週は太平洋高気圧の勢力が強まり、西日本で厳しい暑さが予想されている。  7日朝の最低気温は北海道の函館で平年を5.0度上回る19.8度など、北・東日本で平年より5度前後高い地点があった。静岡県の三島や大阪、神戸などは最低気温25度以上の「熱帯夜」。  気象庁によると、太平洋高気圧が今後、次第に西への張り出しを強める見込み。夏空が広がるかは微妙だが、暖かく湿った空気が流れ込み沖縄や九州、四国、近畿は11~14日ごろから約1週間、気温がかなり高くなるとみられ、同庁は「異常天候早期警戒情報」を発表している。  梅雨前線は日本の南海上に下がっており、奄美は梅雨明けが平年(6月28日)より大幅に遅れている。東京都板橋区で5日に1時間雨量107ミリなど局地的豪雨も発生しており当面、大気の不安定な状態が続きそうだ。