14日にかけ激しい雨の恐れ 西日本から東日本で

 停滞する梅雨前線の影響で13日、西日本から東日本の広範囲で大雨となり、九州北部を中心に記録的雨量となった。西・東日本は14日にかけて、引き続き局地的に1時間に40ミリ前後の激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は警戒を呼び掛けた。  佐賀県の伊万里では1時間に64.0ミリと、7月としては観測史上最多雨量を記録。10日の降り始めからの総雨量は、長崎県対馬市の厳原で460ミリ、福岡県の行橋で360ミリを超えた。  同庁によると、梅雨前線は対馬海峡から西日本を通って東日本に延び、前線上の低気圧が14日にかけて日本海を北東に進む見込み。前線や低気圧に向けて南から暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が発達しやすい状態が続いている。  14日夕までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、九州北部250ミリ、中国地方150ミリ、近畿と東海、関東甲信120ミリ、九州南部、四国と北陸100ミリ。