列島、25日も激しい暑さ 熱中症で6人死亡

 太平洋高気圧に覆われた日本列島は25日も各地で激しい暑さが続き、気象庁の全国の観測地点約920カ所のうち、90カ所以上で猛暑日を記録した。熱中症のため、埼玉県で3人、千葉、奈良、兵庫の各県で1人ずつの計6人が死亡した。一方、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、雷雨となるところもあった。  22日に39.4度を記録した岐阜県の多治見は、この日も全国で最も高い38.1度を記録した。静岡県の佐久間、岡山県の岡山が37.9度と続いた。  ほかに愛知県の岡崎で37.7度、京都府の京田辺37.3度と両地点で7月観測史上最高の暑さだった。  不安定となった大気の影響で、山沿いを中心に大雨も。茨城県石岡市の柿岡で午後7時半までの1時間に86.5ミリと、過去最高の猛烈な雨となったほか、秋田県由利本庄市の東由利では59.5ミリ、徳島県つるぎ町の半田で46.0ミリを記録するなどした。