九州南部が最後に梅雨明け 降水量3倍も

 気象庁は20日、九州南部地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より7日遅く、昨年より8日遅かった。これにより、梅雨のない北海道を除く全国で梅雨明けとなった。  今年は、梅雨期間中の降水量が鹿児島県・種子島で1156ミリに達し、平年同期の403.8ミリの約2.8倍を記録。他の各地点でも軒並み平年を大幅に上回った。  鹿児島地方気象台によると、九州南部が太平洋高気圧の周辺部に当たり、南東寄りの湿った空気が流れ込んでいたため、梅雨明けが遅れたという。梅雨入りは平年より14日遅い6月12日だった。  今後1週間、九州南部は高気圧に覆われて晴れる日が多い見込み。