宮古の津波38.9m 明治三陸抜き最大規模

 東日本大震災で津波被害を受けた岩手県宮古市で、陸地をさかのぼった津波の高さ「遡上高」が38.9メートルに達したことが15日までに、東京海洋大学の調査で分かった。
 明治三陸地震(1896年)により同県大船渡市で確認された38.2メートルを上回り、国内最大規模の津波。東日本大震災ではこれまでに、宮古市の田老地区で37.9メートルの遡上高が確認されている。