5強以上の余震確率、10% 回数減少も「いまだ活発」

 気象庁は18日、東日本大震災に伴う震度5強以上の余震が、3日以内に発生する確率を10%と発表した。21日から3日間以内も10%。いずれも12日の前回発表の数値と変わらなかった。震災前の平常時の約50倍の確率となる。
 同庁によると、余震は多い時期と少ない時期を繰り返しながら徐々に回数が減少しているが「いまだ活発な状況」としている。発生確率も当面は10%程度の状態が続く見通し。
 余震以外の地震活動も活発で、17日未明には新潟県中越地方で震度5弱の、16日午前には茨城県南部で震度5強の地震が発生。気象庁は「油断せずに強い揺れや津波などに注意してほしい」と呼び掛けている。
 同庁は18~23日の6日間にマグニチュード(Ⅿ)5以上の余震が起きる回数は10~20回程度、多い場合は50回程度と予想。震源に近い場所などでは震度6弱から6強の恐れもあり、海域で起きた場合は津波の可能性もあるという。