福島、茨城で震度6弱 気象庁「大震災で活発化」

 12日午後2時7分ごろ、福島県いわき市と茨城県北茨城市で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県浜通りで、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(Ⅿ)6.3と推定される。津波は観測されなかったが、その後も震度4を含む地震が相次いだ。
 福島、茨城両県では11日に最大震度6弱(Ⅿ7.0)の地震があったばかり。気象庁は今回の地震を、東日本大震災の余震とみており、記者会見した長谷川洋平地震情報企画官が「大震災後、内陸のいくつかの場所で地震活動が活発化した。今回の領域もその一つ」との見方を示した。
<千葉北東部で震度5弱 新幹線、一時運転見合わせ>
 12日午前7時26分ごろ、長野県北部で震度5弱、同8時8分ごろには千葉県北東部で震度5弱の地震があった。気象庁によると、長野県北部の地震はマグニチュード(Ⅿ)5.6。千葉県北東部の地震は東日本大震災の余震とみられ、震源地は同県東方沖でⅯ6.4と推定される。
 長野新幹線と上越新幹線の一部区間で運転を見合わせたが、間もなく運転を再開。成田空港も点検のため滑走路を一時閉鎖した。