震度6強、宮城と山形で3人死亡 132人けが、最大余震

 宮城県北部と中部で震度6強を観測した7日夜の地震で、山形県警や宮城県石巻市の石巻赤十字病院は8日、計3人が死亡したと明らかにした。警察庁は宮城など東北6県での負傷者が132人に上ったと発表した。
 警察庁によると、132人の内訳は宮城の93人が最多で、岩手11人、福島9人、山形8人、秋田6人、青森5人。
 各県によると、津波警報が出たが、津波関連の被害の報告はない。東北電力によると、青森、岩手、秋田の各県全域で、宮城、山形、福島各県では一部で、400万世帯以上が一時停電。宮城県内の一部では8日午後まで信号機の停電が続いた。
 気象庁によると、震度6強の揺れは、東日本大震災の余震としては最大。宮城県災害対策本部によると、県内の建物被害は100件を超え、石巻市や塩釜市などでは全域で断水、大半の市町で停電が続いている。
<7日の6強余震、Ⅿ7.1に修正 震源も深さ66キロに>
 気象庁は8日、宮城県沖を震源とする7日深夜の最大震度6強となった余震の規模を、マグニチュード(Ⅿ)7.4から7.1に、震源の深さを約40キロから66キロに修正した。