低温でカラカラの3月、気象庁 ラニーニャ現象の影響か

 気象庁は1日、3月の天候まとめを発表した。月平均気温は北海道を除き低く、沖縄・奄美は地域別の統計を取り始めた1946年以降、2位タイの低温。南から湿った空気が流れ込みにくかったため雨も少なく、北日本(北海道、東北)の太平洋側が戦後最少、沖縄・奄美は2番目の少雨となった。
 同庁は、異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」の影響があったとみている。
 月平均気温は北日本で平年並みだったが、東日本(関東甲信、北陸、東海)は1.0度、西日本(近畿~九州)は1.3度、沖縄・奄美で1.8度平年を下回った。たびたび厳しい冷え込みに見舞われた東日本大震災被災地の東北は、平年を1.0度下回った。