台風6号、千ミリ超の豪雨 四国、近畿が暴風域に

 大型で強い台風6号は19日、四国の南海上を北上、四国のほぼ全域と近畿の一部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込んだ。気象庁によると、四国上陸の恐れはないが、20日に紀伊半島に上陸の恐れがある。上陸すれば今年初めてで、7月の上陸は4年ぶり。
 高知県馬路村では降り始めからの雨量が1100ミリを超えた。24時間雨量も860ミリ超と、この地点の観測史上最多記録。同村の7月の月間雨量平年値は591.5ミリ。
 台風の速度が遅いため、西・東日本の太平洋側は大雨や暴風が長時間続き、ほかでも総雨量が千ミリを超える可能性がある。