日本海側猛暑、38度超も 台風暖気でフェーン現象

 台風6号からの暖かい空気が、山越えの乾いた熱風となって吹き下ろす「フェーン現象」が発生したため、日本海側の地域は20日、北陸を中心に午前中から気温35度以上の猛暑日となった。新潟県三条市では、この地点の7月観測史上最高の38.4度を記録した。
 気象庁の観測では、気温の高かった主な地点は、新潟空港(新潟市)38.0度、新潟県長岡市の寺泊37.2度、石川県志賀町36.7度、山形県鶴岡市の鼠ケ関34.6度、秋田市33.5度など。
 同庁によると、台風が抜けた後は北日本を除き最高気温が30度以上の真夏の暑さが戻り、来週初めにかけてまた猛暑日となる所もある見込み。