東北で震度4、Ⅿ7.3 太平洋岸で津波観測

 10日午前9時57分ごろ、岩手県、宮城県、福島県で震度4の地震があった。北海道から近畿にかけての広い範囲で揺れを感じた。気象庁は岩手、宮城、福島3県の太平洋岸に津波注意報を発表したが、大きな津波は観測されず、1時間45分後に解除した。
 同庁によると、岩手県の大船渡と、福島県の相馬で10センチの津波を観測した。3月11日の東日本大震災以降で実際に津波が観測されたのは初めて。震源地は三陸沖で、震源の深さは約34キロ。地震の規模はマグニチュード(Ⅿ)7.3と推定される。