台風9号、沖縄に最接近 6日も暴風に警戒を

 強い台風9号は5日、沖縄本島に最接近し、沖縄のほか奄美地方の一部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込んだ。台風の動きは依然遅く、沖縄本島は6日朝にかけ30時間以上、暴風が続く見込みで、気象庁は暴風と高波に引き続き警戒を呼び掛けた。
 沖縄県では5日にかけ、強風で転倒するなどした重軽傷者が27人に上った。那覇空港発着便は全便が欠航、夏休みの観光客らが足止めとなった。
 台風は午後9時現在、沖縄県・久米島の南約30キロをゆっくり北西に進んだ。