近畿地方で局地的豪雨 大阪市で史上最多77.5ミリ

 近畿地方は27日午後、湿った空気が流れ込み大気が不安定になった影響で、局地的な豪雨となり、交通の乱れや浸水などの被害が相次いだ。
  大阪管区気象台によると、大阪市で午後4時8分までの1時間に77.5ミリと観測史上最多の雨量を記録。兵庫県でも三木市で1時間に8月観測史上最多の54ミリ、神戸市で39ミリを観測した。
 大阪府羽曳野市では午後3時半ごろ、増水した川の中州に中学生3人が取り残されたが、消防隊員に救助され、けがはなかった。
 大阪府内各地の消防によると、道路の冠水で車が動かず救助を求めたり、民家で床下浸水の被害を訴えたりした通報が相次いだ。