沖縄の暴風域40時間超 台風9号、記録的豪雨も

 強い台風9号は6日も沖縄近海にあって北上を続けた。気象庁によると、台風の動きが遅いため沖縄本島は4日午後以降、40時間を超えて風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれた。台風は今後、東シナ海を北上し、中国大陸方面に向かう見込み。
 沖縄県本部町では6日朝までの24時間雨量が8月の月間雨量平年値のほぼ3倍に当たる610ミリに達し、この地点の観測史上最多記録。同県名護市で最大瞬間風速44.8メートルを観測した。沖縄県の重軽傷者は30人に達した。
 沖縄本島は7日にかけ、波の高さ9メートルの猛烈なしけに警戒が必要。